2025.06.20 Fri

「その人らしさ」が、ブランドになる 【ぶら談vol.10】

DoBrandingのsodaです!

「正直、ちょっと高いな」そう思いながらも、気がつけば3年通っている美容院があります。
シャンプーの香りが良いとか、いつも素敵に仕上げてくれるとか、
もちろん理由はいろいろあるのですが、
私がその店に通い続ける、いちばんの理由は「担当美容師さんが好きだから」です!

あの人がいるから、あの店に行きたくなる。
つまり、その人自身が「ブランド」になっているのだと思います。

「また会いたくなる人」には、理由がある

高級ブランドのバッグに、私たちは“モノ以上”の価値を感じます。
同じように、人にも「この人にお願いしたい」と思わせる理由があります。

・ちょっとした気遣いが自然にできる
・任せても大丈夫という安心感を感じさせてくれる
・こちらの言葉をきちんと受け止めてくれる

それらが積み重なると、「あの人にお願いしたい」という気持ちはどんどん強くなっていきます。
価格じゃない。利便性でもない。
「この人にしかできない」が、最大のブランディングになるのだと思います。

では、それって意図してつくれるもの?

答えは、Yes でもあり No でもあると思います。
なぜなら「その人らしさ」が一番の強みになるからです。
“自分らしさ”は、最初から完璧にかたちになっているわけではありません。
けれど、自分自身がどんな時に喜ばれて、どんな時に頼りにされるのか。
そうした経験を少しずつ振り返っていくことで、「らしさ」はだんだんと輪郭を持ちはじめるのだと思います。

たとえば——
「安心感があるよね」とよく言われるなら、その“安心感”ってどこから来ているの?
声のトーンかもしれないし、言葉の選び方かもしれない。
何気なく選んでいる服の色かもしれません。

ブランドは、背伸びではなく“自分”を見つめるところから始まる。
「自分ってこういう人間なんだ」と、まず自分が理解すること。
それが、選ばれる理由になるのだと思います。

ブランドは「人」から始まる

ブランディングと聞くと、ロゴや広告のような“見えるもの”を想像しがちですが、
本当に人の心を動かすのは、見えない部分——つまり“人となり”なのではないでしょうか。

だから、「ちょっと高いけど、あの人にお願いしたい」と思わせる力こそ、
ブランディングの本質かもしれません。

価格で選ばれるのではなく、「あなたであること」で選ばれる
そんなブランドづくりを、私たちも応援していきたいと思っています。


東京と名古屋を中心に活動する広告会社ドーマン・アイシーでは、顧客企業様のブランド価値向上を目指したブランディング伴走支援事業「Do Branding」を展開中です。ブランドづくりに課題をお感じの方はぜひご相談ください。

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